災害時避難所での無電源ラジオHOOPRAの利便性の考察 ~ 福井市日新公民館、春山公民館にて

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福井市日新公民館*、春山公民館**はNHK福井ラジオ第一放送の下馬送信所(JOFG 927KHz, 5Kw)から直線距離にして5km弱の地点にあります。災害時に避難所となる公民館にて、無電源ラジオHOOPRAを使って、どの程度の聴こえ具合かを試してみました。


図 無電源ラジオHOOPRA (左: 展開時(使用時)、右:収納時)

結果として、十分実用になる音量で聴くことが出来ました。たまたまNHKニュースを放送していましたが内容を聞き取れました。無電源ラジオの活用の受信性において注意しないといけないのは、避難所となる公民館などの建物がRC造の場合、中波AMラジオの場合、電波の遮蔽が起こり聞こえにくくなります。今回の実験では、両公民館ともRC造でしたが、HOOPRAが高感度なので、放送を十分聞き取れる音量で受信することが出来ました。

災害時には不安も多いので、和室などで体を休めながら確かな情報を自分の耳で得ることはとても大切です。室内にはテレビが設置されていましたが、テレビは停電時には使えません。自由に使えるようなラジオは備品として想定されていないようです。災害時には立て続けに何が起こるかわかりませんから、停電は想定の範囲だと考えるべきです。HOOPRAは電池を使いませんので、電池の定期的なメインテナンスや使用に伴う予備電池の心配がありません。使い終わったら所定の場所に戻すことで、繰り返し利用できます。イヤホン式なので、避難所では他の人に迷惑をかけずに夜中でもラジオが聴けます

HOOPRAがこうした避難所に、まとまった台数で自由に利用できる状況にあれば、災害時にとても便利に使えると思いました。軽量で壊れにくい構造で創ってはいますが、耐久性について見極めています。

半径5Kmの円内は意外と広範囲です。この円中にある公民館や小学校などの避難所で、同様にHOOPRAが利用できるはずです。

図 下馬送信所(NHK福井ラジオ第一放送 JOFG 927KHz, 5Kw)と春山公民館(福井市)の位置関係

図 下馬送信所(NHK福井ラジオ第一放送 JOFG 927KHz, 5Kw)と日新公民館(福井市)の位置関係

*,**) 指定避難所

福井市の指定避難所・指定緊急避難場所

https://www.city.fukui.lg.jp/kurasi/bosai/shelter/hinanjyo-hinanbasyo.html

表 福井市の公民館区

ブロック 公民館名
あたご 木田足羽
不死鳥 春山宝永順化松本日之出日新
みなみ 清明東安居社南社北社西麻生津
あずま 和田円山啓蒙岡保東藤島
九頭竜 西藤島中藤島河合森田明新
安居一光殿下越廼清水西清水東清水南清水北
川西 大安寺国見鷹巣本郷宮ノ下
足羽 酒生一乗上文殊文殊六条東郷美山

※この表とリンクは福井市(https://www.city.fukui.lg.jp/kurasi/bosai)より引用

(初稿 2020.8.2)

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HOOPRA

HOOPRA

創造力への挑戦として、分子・ナノスケールからメートルスケールの先端マテリアル創造ものづくり研究室として福井大学で活動しています。 このサイトでは『役に立つ、実用的な』無電源ラジオ フープラを紹介してます。素材の特徴を活かした、ラジオ受信機の創造を目指しています。


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