持続可能な無給電ラジオ フープラ(HOOPRA)はSDGsに貢献します

シェアする

パンフレット更新 – SDGs、電池不要、環境負荷の少ない、携行性抜群のリング型 AMラジオ (Batteryless Radio)

HOOPRA(フープラ)は、環境負荷の少ない電池不要なAMラジオです。SDGsにおいてフープラが貢献する内容を紹介します。

●フープラは電池を使わないラジオとして、非常にクリーンで、環境負荷が少ないです。電池を使わないので、その分の地球資源も使いません。

●フープラはエナジーハーベスティング技術として、電波のエネルギーを使ってラジオ放送を高感度に受信します。この技術は電波発電装置として応用できるので、極低消費電力のマイコンを使ったIoT機器を無給電で作動させることができます。無給電ネットワークの創造から、新産業と技術革新の基盤技術の創造に貢献します。

●一次電池、二次電池、太陽電池などの物理化学反応を利用した電池は、半導体や活物質など何らかのエネルギー変換材料を使っています。これらは永久的に使え無いので、いつかは廃棄する時がきます。つかう責任として、環境汚染を引き起こさないように、廃棄手続きをしっかり踏ふ必要があり、意外に大変です。つくる責任として、できるだけこうした電池を使わない発想から開発しています。

●フープラの技術は、屋外、広域ワイヤレス電波発電装置として発展します。国内外の中波AMラジオ放送波の電波から発電した電力を使って、地温、気温、水温、降水量、日照時間、湿度などの地点情報を、無給電センサーネットワークとして、クラウドデータとしてサーバに集約します。集約したビックデータをAIで解析しながら、最適な農業を遠隔制御などと連携して展開します。この技術はICT技術と連携し、いま世界中で注目されている「スマート農業」に貢献します。日本の高齢化社会を支え、世代交代による農業を支えます。

●フープラは鉱石ラジオの原理を応用しています。鉱石ラジオは、日本で始まった中波AMラジオ放送でも活躍しました。当時、ラジオ放送を聴くための受信機として活躍しました。鉱石ラジオの工作は世界中で、電子工作の原点として、多くのラジオ工作好きを育んだ歴史があります。鉱石ラジオの原理を活用したフープラは、電池を使わないでどうしてラジオ放送が聴こえるのか、リングの向きで聴こえ方が変わるなどの感動があります。小中高生が、理科や科学技術への関心、ものづくりへの関心、創造性を育む教育につながるものです。世代を超えた教育として、フープラはこれからの日本を今後支える子どもたちの教育をささえる教材としても貢献します。

●気候変動はゲリラ的豪雨、低速化台風などによる水害、豪雪になどに繋がります。こうした自然災害に対して、地点情報のデータ収集のための機器の電源として、フープラの技術は、屋外、広域ワイヤレス電波発電装置として発展します。国内外の中波AMラジオ放送波の電波から発電した電力を使って極低消費電力のマイコンを作動させて、河川などの水位、降水量、降雪量、地温、気温、水温、日照時間などの地点情報を、無給電センサーネットワークとして、クラウドデータとしてサーバに集約すれば、防災および減災技術として貢献します。送電線の問題や、気象条件やメインテナンスやコストにおける太陽電池の問題を回避できます。

災害時、停電時、避難時、平常時、おやすみ前のひとときに

パンフレット:

無給電ラジオ『フープラ』 HOOPRA を紹介するパンフレット
hoopra_1_5p.pdf Ver. 20200510 保存

初稿 2021.5.10

Canonical URL
https://monozukuri.his.u-fukui.ac.jp/monozukurilab/2020/09/13/post-5807/


シェアする