スマホがAMラジオ受信機になる! ~ 無電源ラジオHOOPRAとスマートフォンを連携させた災害時に強いラジオの提案

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HOOPRAをスマホと連携させた、災害時に強い防災AMラジオの提案です。

スマホ側から見ると、HOOPRAは大型のループ型アンテナを内蔵する高感度でフレキシブルな『無電源』なAMラジオチューナーになります。重さが180gと軽量かつ、カバンに入れて持ち歩いても壊れにくい構造になっています。

現在スマホが普及しています。避難所などにも充電コーナーがあるようです。そこで、無電源ラジオHOOPRAのイヤホン端子にスマホを接続して、アプリを使って、汎用のステレオイヤホンでAM放送を聴くためのアダプターを創りました。スマホ側からは、HOOPRA本体が外部マイク(外部入力)のような接続形態になります。手回し発電などの労力が不要となりますが、ラジオが聴ける時間は、スマホの充電状況に依存します。災害時に、ネットや携帯電話回線が不通になるとスマホは単なる『板』に化します。災害時にネットがダウンすると、利用しようと思っていたネットラジオなどが使えません。災害時は何があるかわかりませんから、ネットや電話回線のダウンは想定の範囲と考えるべきです。

このアダプタと一緒に使うアプリですが、現状、フリーで利用出来るものが幾つかありました。中には高機能なものや、使い勝手が良い物、大手メーカによるもの等あり、アップデートもあるので、それらを使うのが便利です。スマホとイヤホンを持っていれば、このアダプタケーブルでHOOPRAに直接接続することで、『高感度』なAMラジオになります。『高感度』の理由は、HOOPRA本体が持っている大型のループ型アンテナが径が大きく、電波を高感度にキャッチできるからです。録音機能のあるアプリを使えば放送を簡単にメモ録音することが出来ます。また、AM放送波の強みは、FM補完放送などがサービスエリアとしてカバーしていない山間部や山岳地帯でも、AM放送なら受信できることです。そうした地域でネットが繋がりにくい場合、ネットラジオも聴けませんので、災害時のライブ情報の受信手段として役立ちます。登山愛好家やアウトドアなどにも活用が期待できます。

NHKの場合ですが、ネットラジオで聴けるのはキー局のみなので、地方では、災害時にネットラジオでは地元のローカル放送は聴く事が出来ません。案外見落とされている点で、例えば、NHK福井第一放送(JOFG)をネットラジオで聴けません。福井ではNHK名古屋がキー局になるので、ネットラジオではNHK名古屋による第一放送になります。地元福井で河川が氾濫するなどの大水害が起きた場合、細かなローカル情報やローカルニュースがNHK福井第一放送をネットラジオで聴けないことになります。これは福井に限ったことではありません。HOOPRAとこのスマホアダプタを使用することで、災害時に地元のローカル放送を放送波から直接的に聴いたり、録音する手段に役立つと思います。

電波の強い地域では、このアダプタを使わずに無電源でAM放送け聴きます。この使い方ができるのは無電源ラジオHOOPRAの特徴です。しかし、電波状況が悪い、感度が悪い地域では無電源で放送を受信することが困難です。普通に電池式の汎用のAMラジオ受信器が使える地域なら、十分聞こえる音量で利用できます。この使い方により、上述ようなメリットが得られます。

巾着袋に必要なコード類を入れています。非常持ち出し袋に、HOOPRA本体と巾着袋を入れておきます。スマホ持ちを前提にはしませんが、HOOPRAをスマホと連携させることで、普段ベットのそば等で使ったり、災害時には非常に強力な情報取得手段として安全・安心な防災ラジオの一つになると思います。万能なものは無いので、これも一形態かと思います。今後、使い勝手や性能を見極めて行きます。本技術は国際特許出願中です。

初稿 2020.8.23

Canonical URL:
https://monozukuri.his.u-fukui.ac.jp/monozukurilab/2020/08/23/post-5689/

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HOOPRA

創造力への挑戦として、分子・ナノスケールからメートルスケールの先端マテリアル創造ものづくり研究室として福井大学で活動しています。 このサイトでは『役に立つ、実用的な』無電源ラジオ フープラを紹介してます。素材の特徴を活かした、ラジオ受信機の創造を目指しています。


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